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zoom RSS 猛威を振るうアレチウリ

<<   作成日時 : 2010/10/01 06:12   >>

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 一面の緑の中に何カ所か盛り上がった場所があるが、この盛り上がりは、地面に起伏があるからではない。 最近放置状態の場所に生えていた灌木が、すっかり他の蔓性の植物により覆い尽くされてしまったのだ。 地面も、灌木も、樹木も、すべてを覆い尽くしている犯人は 「アレチウリ」 と呼ばれる帰化植物だ。


 アレチウリは大型のツル植物の1年生草本だが、放棄畑や牧場、河原、湖岸などの肥沃な場所で急速に成長して繁茂している。 長いツルで他の植物に覆いかぶさっているが、こんなに繁茂したら、下になってしまった植物の成長が妨げられるであろうことは容易に想像が付く。
 また、1年草であるから冬になると枯死するが、以前にも取りあげたように、冬の千曲川を歩くと、アレチウリの茎は枯れて樹木から垂れ下がり、破れたガーゼが掛かっているようで、不気味ささえ感じさせるだけでなく、大変見苦しい光景が広がっている。


 わたしの町を流れている千曲川でも、アレチウリ、ニセアカシアのような外来植物によって在来の自然環境が大きく変わりつつあり、様々な問題が発生しているようだ。 千曲川で7月のアレチウリの現存量と在来植物の種数との関係を調査した結果、アレチウリが大量にある場所では、他の植物がほとんど生育しないことが示された。
 アレチウリの猛威を食い止めないと、大変なことになるのではないか。 帰化植物の扱いは慎重にしないと、在来種が圧倒され、生態系が大きく崩れてしまう危険性をはらんでいる。  

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「アレチウリ」の花と実
  10月1日に、「猛威を振るうアレチウリ」 と題し、アレチウリは生育速度が非常に速く、強健で他の植物を押しのけ、その上に蔓を四方にのばして覆い尽くしてしまうため、様々な問題を引き起こしていることについて触れた。 やっかいな植物であるが、花や果実は近くで見るととても面白い形をしている。   ...続きを見る
おりふしの記
2010/10/15 08:50
繁茂する アレチウリ
 夏を迎えると森の木々も草原の草も一斉に生長を始め、身の回りが緑一色に染まっていく。 庭も畑も例外ではなく、雨の後などは草木も勢いを持ち直し、ちょっと油断すると雑草が繁茂して大変な目に逢うものだ。 ...続きを見る
おりふしの記
2012/08/08 17:32

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内 容 ニックネーム/日時
 外来種と言うのは、天敵がいない世界で、蔓延る事が出来るので、かなり厄介な代物だと思います。ある種の自然破壊だと思います。
藍上雄
2010/10/02 23:39
藍上雄さんへ
動物でも、植物でも同じことがいえるでしょうね。
鳥によるものや海を渡ってやってくるものは仕方ないにしても、
人の行き来によって入り込んだり出て行くものについては、相当留意しないと
後で痛いしっぺ返しがついて来るのではないかと思います。
地域によっては、ボランティアの協力でアレチウリの根絶を計ろうという動きもあるようです。
wagtail
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2010/10/03 13:56

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