おりふしの記

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zoom RSS 厳寒に咲く節分草

<<   作成日時 : 2011/03/18 20:07   >>

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 千曲市の戸倉地区と倉科地区には、毎年3月中下旬になると節分草が咲く場所がある。 見頃は今週末の3連休あたりであろうという情報を得たので、仕事休みの今朝8時頃さっそく様子を見に行ってみた。


 朝早かったので、足下は霜柱のサクサクと崩れる音がし、厳しかった今朝の冷え込みに凍っているところもある。 人の姿はなかったが、気がかりは昨夜ちょっと降った群生地の雪の量だ。 戸倉自在山にあるセツブンソウの群生地は、余り日当たりのよくない斜面ということもあるが、群生地に到着すると、やはりうっすらと雪が積もって群生地の斜面は一面に白くなっていた。
 遠目には、セツブンソウの咲いている気配が感じられない。 はやる気持ちを抑えて、斜面の歩道を上がっていき、いつもたくさん咲いていた周辺を見ると、寒々とした雪の中で咲いているセツブンソウを見つけることができた。


 セツブンソウの群生地はロープが張られ保護されている。 従って群生地の内部には入ることが出来ず、間近に見ることができるのは歩道脇だけであるが、生えてるセツブンソウの個体数は例年と変わらないようにも見える。


 かわいそうなことに昨夜来の雪と寒さで、花には随分傷みが見られる。 健気に厳寒の雪の中で花を付けている傷みの少ないセツブンソウを見つけては、厳しい環境下で懸命に咲いているセツブンソウのたくましい姿を写真に写しとめた。
 咲いている花の上には、容赦なく昨夜降った雪が載っており、薄い花びらは、厳しい低温下で一晩過ごしたためか一層透明感が感じられる。 思わず、「頑張れ!」 と声を掛けたくなるような様子だ。


 寒さ対策のため、撮影時には人差し指の先だけが出ている手袋を着用しているが、カメラのシャッターを押さえる人差し指の先が冷たく、感覚が無くなってきた。 この厳しい条件下で生き抜いてきたセツブンソウのこと、きっと雪が消えればまた生気を取り戻し、元気になるに違いない。
 絶滅危惧種のセツブンソウ、長野県の群生地の北限に当たる戸倉地区のこのセツブンソウが、これからも一層豊かな群生地として育ち続けて欲しい。 そんな思いを強くしながら、セツブンソウの群生地をあとにした。


メイン HP 「四季彩記」 にアップしてあります 「無情の雪・節分草」 で、
雪化粧した斜面で懸命に咲く節分草たちをご覧いただくことができます。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 セツブンソウ初めて目にする花です。見たところ、高山植物的な印象です。この花、どうやって受粉するのでしょう。この寒さでは、虫たちもいないのでは?
 なかなか、素朴な美しさを感じます。
藍上雄
2011/03/19 23:23
 藍上雄さんへ
節分草は、雪解けを待っていたかのように、雪解けと同時に花を咲かせます。
花の非常に少ないこの時期、虫たちはとてもお腹を空かせています。
そんな飢えた状態の虫たちに節分草は蜜を与えます。
こうして他の植物たちが目覚める前に虫の力で受粉・結実を終わらせ、
種を残しているようです。
節分草が種を残していくためのしたたかな戦術ともいえます。
wagtail
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2011/03/21 17:10

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