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zoom RSS これが本当の 「月見草」

<<   作成日時 : 2011/07/01 22:36   >>

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 今年もまた、我が家の庭に月見草が咲き始めた。  一般的に月見草と言えば、黄色い花を咲かせる “オオマツヨイグサ(大待宵草)” または “マツヨイグサ(宵待草)” を指すことが多いようだが、これは誤りだ。 

開花した「月見草」

 本当の月見草とは、夕方に純白で開花し、夜半には薄ピンクからピンク色に色が変わり、朝にはぼんでしまう可憐な小花だ。 夕方、緑色の蕾が赤い線に沿って割れ、下のような白い花びらが開き始める。 そして、開きはじめてから約1時間で上の写真のように全開する。

「月見草」の蕾

 純白の花びらが目の前で、まるでスローモーションでも見るようにゆっくりと開いていく様は、何とも優雅だ。 何年か前に知人から頂いたこの月見草を初めて見た時には、時間の経過も忘れ、ついつい開花しきるまで付き合ってしまうこともあったものだ。 いつまで見ていても見飽きることはない、開花ショーだ。
 この花は一夜だけの花で、薄暗い夜の庭で幻想的に風に揺れながら咲いていた純白の月見草も、翌朝には、次第にピンク色となってきた花びらがしぼんで行く。 花びらの色変化も実に神秘的で、この花の魅力だろう。

翌朝の「月見草」


 しぼんでからは、さらに花びらの色が濃くなっていき、最後は下の写真のように赤紫色に変色していく。
 そして、花がしぼんだ後、花の下に種を持ち、年内には枯れてゆく。 我が家では特別手を入れることをしなくとも、また次の年芽を吹き、夏ころに可憐な姿を見せ、我が家の夏の風物詩になっている。
( 今では、何が起こってもいいように、庭の一角に 「月見草園」 を作り世話をしていると共に、毎年翌年に備えて、種を採種するようにしている。 )
 
翌日の夕方

 今年初めて知ったのだが、この月見草の原産地は北アメリカで、日本には江戸時代末期に渡来したのだそうだ。 外来種というと忌み嫌われる植物が多いが、この月見草は別格だろう。 外来種の中で、これほどに日本人の心を惹きつける花も珍しいのではないだろうか。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
外来種だったのですね。
それにしても日本人の心にピッタリ馴染む花ですね。
本当の月見草は、此花だったのですね。

勉強になりました。
ベニマシコ
2011/07/02 10:43
月見草。白い花だけだと思って居ました。
私も撮りましたが、控えめで奥ゆかしいはなですね。

よく太陽と月の比較をしますが
まさに月ですね。
あいべん
2011/07/02 18:27
本当は白い色なのですね!
最近黄色い月見草を見たばかりでしたが
待宵草と月見草は全く違うのですね・・・
でも白色に咲いてピンクに色が移り行く様子は
酔芙蓉の花と似ていますね♪
私は酔芙蓉に惹かれて育てていますが
ピンクに染まる様を見るのが好きです。
ネネ
2011/07/02 20:22
今晩は。ツキミソウですね。葉決めてみます。名前は聞いていましたが、実物はこんな変化をするのですねぇ。百聞は一見にしかずです。
大事なお花ですね。
行き当たりばったり
2011/07/03 16:45
ベニマシコさんへ
月見草は、本当に“和”の雰囲気ではないかと思います。
ですから、外来種、しかも北アメリカが原産地だと知った時には、
本当に、意外な感じがしました。
wagtail
URL
2011/07/03 22:37
あいべんさんへ
最近は園芸種で、この月見草に良く似たものが、月見草として売られているようです。
月明かりの薄暗い中で、白い月見草の花が群生して咲いている様は、
とても幻想的で、風情を感じます。
wagtail
URL
2011/07/03 22:42
ネネさんへ
何年か前にこの本当の月見草をいただくまでは、
わたしもオオマツヨイグサを月見草だと思っていました。
酔芙蓉のように純白の花が、時間と共に次第にピンクに変わっているのには、
何故かロマンを感じてしまいます。
一夜花であることも、また心引きつける一つの要素かも知れません。
wagtail
URL
2011/07/03 22:47
行き当たりばったりさんへ
我が家の庭では毎年こぼれ種で花を咲かせてくれますので、
ついつい粗末にしがちですが、自然状態では余り育たないとか…。
もう少し大事にして、とにかく絶やさないようにしないといけないと思っています。
色々な面で、魅力いっぱいの花ですから…。
wagtail
URL
2011/07/03 22:51

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