おりふしの記

アクセスカウンタ

zoom RSS コナラの枝先が落ちるわけ

<<   作成日時 : 2011/08/31 21:59   >>

トラックバック 2 / コメント 10

 半月ほど前から気になっていることであるが、雑木林を歩いていると、おびただしい数のコナラクヌギの枝先が,青い葉を付けたまま落ちているのを見掛けるようになった。 今までは余り見掛けることがなかった光景であるが、いったいコナラやクヌギに何が起こっているのだろうか?

落下したクヌギの小枝

 落ちている枝先を調べてみると、枝先はほとんど同じ長さで、付いている葉っぱの枚数もほぼ同じだ。 切れた枝をよく見ると、明らかに切り落とされたような切り口になっている。 こんなことをするのはいったい何者だろうか。 落ちているコナラやクヌギの枝先には、必ずドングリの実が付いているのも気になる。 ことによるとこのことが解決の重要な鍵になるのではないだろうか…。

コナラの枝先

 毎日の散策で見掛けるたびに、疑問は膨らむばかりだった。 そんな折、職場でわたしと同じように散策をしている方に、「クヌギの枝がたくさん落ちているけれど、どうしてでしょうかねぇ。」 と疑問を投げかけられた。 やはり、わたしと同じように、不審に思って見ていたのだ。 こうなっては疑問のまま放っておく訳には行くまい。 その夜さっそくネットで調べてみると、 これは、“ハイイロチョッキリ” と言う小さな甲虫がドングリに卵を産んで枝ごと切り落としたものであるということが記されていた。

クヌギの枝先

 自分の目で実際に確認するため、翌日もう一度落ちている小枝を細かく観察すると、どの枝もドングリが付いた枝先を短く切り落としており、明らかに切り落とす位置が意図的であることがうかがえた。 もう一つ確認しておかねばならないのは、産卵の痕跡だ。 落ちているドングリの実をコナラで調べてみた。 ドングリのハカマの部分に産卵するために開けられた小さな穴が写真からも確認することができる。 これでようやく、おびただしいコナラやクヌギの小枝が落ちているわけは明らかになった。 木の下に落下していた小枝は、ハイイロチョッキリがドングリに産卵し、その枝先を切り落とした小枝だったのだ。

 
ハカマに穴が開いたコナラの実

 この後確認してみたいことは、実際にドングリの中はどうなっているのか、卵は確かにあるのか、そしてハイイロチョッキリとはどんな虫かだ。 なかなか難題だが、何とかこれらの未確認な事柄の写真撮影をし、確かめてみたいものだ。 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
クヌギの枝先がたくさん落ちている原因は?
 毎朝の散歩道周囲には松・クヌギ・コナラなどを中心とした雑木林が広がっている。 この時期になると、クヌギやコナラのが15〜20センチの長さの小枝がたくさん落ちています。 その枝には写真のように必ずドングリの実が付いている。 この枝先が落ちる原因は何だろうか? ...続きを見る
おりふしの記
2013/09/24 21:19
落花したクヌギの小枝
 もうこうしてクヌギの小枝が散歩道の車道に落ちるようになってから半月近くになるだろうか。 落とされた小枝の長さは、およそ15〜20pほど。 毎朝ここを通るたびに新しい小枝が切り落とされている。 ...続きを見る
おりふしの記
2014/09/10 18:00

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
私は始めてみる光景ですが、こんなに落ちてしまうと動物達の餌が少なくなってしまうと言うことですね。
先日の高崎観音の裏山を散策して来ましたが、ドングリの実が沢山ついているのを見て今年は動物達も大丈夫ねとちょっと安心したのですが・・・
枝を切り落としてしまうなんて凄いですね!!
どんな甲虫なのか、その後の観察を楽しみにしております。
ネネ
2011/09/01 09:51
ネネさんへ
局地的な現象かも知れませんが、わたしの散策している雑木林では、ご覧のような状態です。
ハイイロチョッキリの発生状況によるものだと思いますが…。
わたしもこんな現象が全山で起きたら、どんな影響があるのかなと思いました。
甲虫を人間にたとえたら、電柱位の太さになるのでしょうが、
切り落としには随分時間と労力がかかることでしょうね。
わたしにも初めてのことが多く、解明していくおもしろさを味わっています。
wagtail
URL
2011/09/01 17:00
面白い現象を目にされましたね。

謎解きに胸膨らませ観察意欲を盛り上げていく
wagtailさんの様子が眼に見えるようで 興味深く
楽しませていただきました。

昨日 志賀高原の山を歩いてきました。
山には やはりコナラやトチ クヌギなどの木があり
しげしげ見つめてきたばかりでしたので 尚更興味深かったです。

更埴JCTのところでは こっちにいくとwagtailさんのお住まいがあるんだなぁ〜
なんて思いながら通り越していきました。

姥捨もwagtailさんのご紹介のあったところで
休憩しながら眼下に広がる街の様子を眺めさせていただきました。
ベニマシコ
2011/09/01 23:51
なんだかwagtailさんの文章に
引き込まれてしまいまして、早く結果が知りたい気持ちです。
私は注意深く見て歩くことが無いですから、これからは
少し視点を変えていこうと思います

雅♪
2011/09/02 00:10
ベニマシコさんへ
こうしたことを考えたり調べたりするのは、嫌いではありません。
解決できた時の達成感が、何としてもいいものです。
次回、解決編を掲載します。

志賀高原、さらには姨捨と、本当に我が町のすぐ近くにお見えになったんですね。
信州の自然をお楽しみいただけたでしょうか?
wagtail
URL
2011/09/02 16:16
雅♪さんへ
今までにない現象が目の前に広がり、思わず原因究明にのめり込んでしまいました。
幸いにもドングリの中身を詳しく観察し、ハイイロチョッキリの姿も確認できました。
わたし自身も、今回の調査を通し自然のおもしろさに触れることができました。
wagtail
URL
2011/09/02 16:20
ドングリに産卵ですか、初めて知ることが多いです。
自然を愛し観察しているwagtailさんならではの
発見ですね。
其れにしても探究心旺盛ですね。
元気と若さの秘訣ですか?
あいべん
2011/09/04 19:28
 あいべんさんへ
今までにない量のミズナラの小枝の落下でした。
職場の散策をしている方にも聞かれたことで、わたしの探求心に火が付きました。
子どもの頃から、こういうことは大好きでした。
田舎育ちのせいでしょうね。
wagtail
URL
2011/09/05 16:27
目から鱗ですね。自然の中には面白いことが多いですね。 さっそく散歩道に落ちているコナラの枝など等を良く見てみます。
ヨシボー
2014/09/30 08:48
 ヨシボーさんへ
ヨシボーさん、初めまして。
コメントありがとうございます。
おびただしい量の小枝の落下。
そして、どの枝にも付いていたドングリの穴…。
次々と調べていったら、チョッキリ虫へとたどり着きました。
こうした未知の世界に足を踏み込んで解明していくと、おもしろいですよね。
これこそが、自然の魅力でしょうか…。
wagtail
URL
2014/09/30 15:45

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
コナラの枝先が落ちるわけ おりふしの記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる