おりふしの記

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zoom RSS みのひとつだになきぞかなしき

<<   作成日時 : 2011/08/17 06:32   >>

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“七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき”

 「太田道灌と山吹伝説」 で有名な兼明親王の歌だ。 これは、ほとんどの方が知っている、太田道灌が簑を借りようとしたところ、相手はこの歌になぞらえて山吹の枝を差し出したのだが、道灌はその意味が分からなかった。 その後、それを恥じた道灌は和歌を猛勉強し、武家としては有数の歌人になったという話だ。

山 吹 の 実

 「みのひとつだに」は、 「実の一つだに」 「蓑一つだに」 の掛詞で、八重山吹の花が実を結ばないことに、貸すべき蓑がないことを掛けているのだ。
 以前に、二回ほどこれについて触れ、この歌に詠われているのは八重山吹であることを述べてきた。 山吹は実がなるが八重山吹は実がつかないのだ。 しかし、実際自分の目で山吹が実を付けているのを確認したことがなかった。 春黄色い鮮やかな花を咲かせていた時から、今年は確かに一重咲きの山吹が実を付けることを確かめたいと思っていたのだ。


 まだ青い実であるが、確かに実を付けていることが分かる。 結実しなかった種子もあるのか時として4つのこともあるが、花が咲いていた場所に、花びらの枚数と同じ5つずつの実がかわいく固まっている。 ( 種子のない写真を撮っても余り意味がないので、今回は撮影しなかったが、念のため八重咲き山吹を調べてみたが、実が付いた枝は無かった。 )

 山吹とは同属ではないが、白い花で親しまれており、5月に 「白ヤマブキの花」 として取り上げたことのある 「白山吹」 の実も、今回は付録として、観察しておいた。 この時期は、チョコレート色の艶のある種子だったが、これから熟すと光沢のある真っ黒い種子に変わっていくのだ。 種子の数、大きさ、付き方などからも山吹とは属が違うことは十分頷ける。

シロヤマブキの実

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コメント(4件)

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今晩は。素晴らしい考察ですね。八重山吹が実をつけない、初めて知りました。しばらく庭をじっくり観察してないので、シロヤマブキも見ていません。明日にでものぞいてみることにしましょう。
行き当たりばったり
2011/08/18 00:02
行き当たりばったりさんへ
今まで、頭の中では知識として知ってましたが、
やはりこうして自分の目と心で確かめることって大事だなと思いました。
これで実感として、分かります。
わたしの取り上げたシロヤマブキは、園芸種の「シロヤマブキ」といわれているものとは異なります。
行き当たりばったりさんの庭のシロヤマブキはどちらなんでしょうかね。
wagtail
URL
2011/08/18 19:42
我が家には八重咲きヤマブキしかありませんので、ヤマブキの実は
気をつけて見たことがありませんでした。
このような実なのですね〜〜。
ソロヤマブキの実はその黒が綺麗だと思います。
我が家では今、忘れ花の八重咲きヤマブキが咲いています。
雅♪
2011/08/20 11:14
雅♪さんへ
わたしが毎日散策している道ばたには、八重咲き山吹と山吹の両方が咲いています。
今まで、知識としては知っていましたが、実際に自分の目で確かめたことがありませんでした。
これではまずいと思いまして、春からずっと観察を続け、こうして確認することができました。
白山吹、純白の花も黒光りする実も、捨てがたい魅力一杯の植物ですよね。
確か雅♪さんのお宅には、お友達からいただいて育て、咲いていたと記憶していますが…。
wagtail
URL
2011/08/20 13:40

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