おりふしの記

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zoom RSS ツリフネソウ と キツリフネ

<<   作成日時 : 2012/09/19 23:13   >>

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 林の遊歩道を歩いていると、たくさんのツリフネソウが咲いていた。 ツリフネソウは、湿り気のある所ならばこの時期の野山では、どこででも見られるめずらしくも何でもないない花だろう。 しかし、この花を見かけると、「ああ、もう夏が終わって秋に入ったんだなぁ」 としみじみした気持にさせられるものだ。

ツリフネソウ

 それにしても、この花はたいへんおもしろい形をしている。 ツリフネソウという和名は、花の形とつき方が帆掛け舟を吊り下げたように見えることから付けられたとも言われている。 花の名前には結構面白いものが多いが、このツリフネソウも、名前を付けた人の想像力の豊かさが感じられる。
 ツリフネソウは、虫を利用して受粉する虫媒花だが、花の後ろにある距(きょ)という部分にたくさんの蜜があり、マルハナバチなどの虫たちがこの蜜を求めて奥まで入ろうとすると、上部にある花粉が虫の背中にたくさんくっつく仕組みになっているのだそうだ。 進化を重ね現在のこのおもしろい形が生まれたのだろうが、改めて進化の不思議さを感じずにはいられない。

 この日、同じ林の中に下の写真の様な黄色い花も咲いていたが、これはキツリフネと呼ばれる別種だ。

キツリフネ

 色が違うばかりでなく、ツリフネソウの距は渦巻き状になっているが、こちらは距が巻かず垂れている。 また、花の付き方を見ると、ツリフネソウが斜上して葉の上で花を付けるのに対して、キツリフネは下垂し葉の下に花がさいているのが特徴だ。 花の時期もキツリフネの方が少し早いようだ。
 
 毎年、晩夏〜初秋の低山や林道でこの花を見付けるのが、わたしの楽しみのひとつになっている。 今年は、月に1〜2回探鳥に出掛けることにしている戸隠高原の森林植物園内で、昨日、これらの花を楽しんできた。




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は。ツリフネソウ、そしてキツリフネ、どちらも秋を思わすお花ですね。
好きな花です。色合いも素晴らしいです。なkなかこのような色を出せません。
山野を歩く楽しみが増えますね。
行き当たりばったり
2012/09/20 20:32
行き当たりばったりさんへ
趣のある形の花が秋風に揺れながら、
林の木陰で咲いている風景は、どこかホッとさせるものがあります。
暑い夏が去り、秋の訪れを感じさせるせいでしょうか。
わたしの好きな花で、こうして自然の移り変わりから
季節の動きを感じられることも、自然散策の楽しみの一つです。
wagtail
URL
2012/09/21 06:30

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