おりふしの記

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zoom RSS 虫取りをする子どもたち

<<   作成日時 : 2013/08/19 22:33   >>

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 信州の小中学校は、冬の休みが長いせいか、お盆を過ぎたので、あと数日もすると間もなく夏休みが終わる。 この時期になると、散歩道で時々虫取りをしている子どもたちの姿を見掛けることがある。


 小学生の低学年くらいの子どもだろうか、ビニル袋と補虫網を手にした兄弟らしい子どもの姿が見えた。 散歩道の道路に沿って雑木林が広がっているが、たくさんのコナラやクヌギの木が茂っている。 子どもたちが目当てにしているカブトムシやクワガタは、どんな雑木林にもいるわけではなく、こうしたクヌギやコナラの混じった広葉樹の雑木林に暮らしているのだ。 カブトムシやクワガタの成虫は広葉樹の樹液を主食にしている。  樹液には糖分やタンパク質が豊富に含まれており、カブトムシ・クワガタなどの様々な昆虫たちの栄養源になるため、昆虫たちがこのクヌギ林を目当てにやってくるのだ。
 しばらくすると、年配の男性も姿を見せた。 きっとお孫さんにせがまれて、おじいさんが孫と一緒に虫取りにやってきたのだろう。 少しすると再び三人で雑木林に踏み入り、クヌギの木を見上げたり、幹の周囲を丹念に観察したりし始めたようだ。


 この時期になると、毎年こうして早朝にこの雑木林に車でやってきては、虫取りをする親子の姿を見掛ける。 最近は店にクワガタやカブトムシが売られているのを目にするが、カブトムシやクワガタが生活している現場にこうして直接やって来て、カブトムシなどを採集する方が、店で買うより断然興奮度は高まる。 多分その興奮度は、店で買うよりも数百倍、いや数千倍楽しいはずだ。
 ちょっと寂しいのは、最近は、せっかく親子でこの雑木林にやって来ながら、車に乗ったまま車窓からクヌギの木を見上げてカブトムシがいるかどうか見回すだけの若い親子を目にすることだ。 こうした親子は、たとえカブトムシを見つけたとしても、そこにいるカブトムシを捕まえるだけで林の中に踏み入ることなく帰ってしまうのだ。
 この子たちは、軍手を付け靴を履き、道具も手にして、林に入る準備をちゃんと整えている。 サンダル履きでやって来て、車の中から見つける親子とは気構えが違うのだ。 この子たちのようにカブトムシやクワガタが生活する雑木林に直接踏み入り、森や林の息吹を感じてほしい。 それこそが昆虫採集の醍醐味ではないかと思うのだ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は。やはり先達はほしいですね。しっかり身支度をして林に入る--。
きっとこの子たちは、おじいさんの知識、度胸に感動することでしょう。
昔は当たり前の風景でしたね。そして自分たちだけで行けるようになる--。
行き当たりばったり
2013/08/21 22:39
 行き当たりばったりさんへ
この子たちは幸せですよね。
こんな素敵な体験をおじいさんにさせてもらえているのですから。
店で飼ったカブトムシと、こうして林内を歩いて探したカブトムシとでは、
同じ昆虫でも、飼育している心持ちにも違いが出てくるでしょう。
何よりも、あの捕まえた時の感動が味わえます。
草ですね、この子たちもきっと高学年になったら、
自分たちで採集に出掛けるかも知れません。
wagtail
URL
2013/08/22 10:15

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