おりふしの記

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zoom RSS クズとアレチウリのせめぎ合い

<<   作成日時 : 2014/09/17 14:10   >>

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 前回は、周囲の植物を覆い尽くすほどの旺盛な繁殖力で猛威をふるっているアレチウリについて触れたが、同じように伐採跡地や放棄畑、道路端などに繁茂し、大群落を形成している植物にクズがある。 

ク ズ の 群 落

 クズはマメ科植物であるので痩せ地にも生育でき、盛夏には1日で1m程も伸びると言われるほど成長し、太い茎を伸ばして繁茂する。 写真のように繁茂して他の植物にも絡みつき覆ってしまい、林業的にはせっかく植栽した樹木に巻き付いてしまう害草でもある。

ク ズ の 花

 8月のおわり頃から9月にかけて房状の花を咲かせるが、花は葉群の下になってしまいほとんど目立たない。 散歩道の脇でクズの花を見付けたので、繁茂した葉をそっと動かし撮影してみた。 マメ科特有の趣のある花だが、せっかくの美しさが葉の陰になっていて気の毒にも思えた。
 今では厄介者扱いされているこのクズも、牛馬を飼育していた時代は優秀な飼料であり、刈り取られて持ち帰られたり、ツルは薪の結束に用いられたりしていた。 また、茎の繊維からは葛布も織られ、根からの葛粉の採取など、それなりに利用価値は高かったらしい。

クズ と アレチウリの 群落

 散歩道の一角には、クズとアレチウリの混在した群落地がある。 旺盛なアレチウリがクズをも駆逐してしまうのか、クズが今までの群生地を死守するのか、興味のわくところだ。
 今のところわたしの知る限りではアレチウリにはなんの利用価値も見当たらないように思う。 こんな両種が混成した大群落を見ると、クズが遙か昔には大いに利用されたことを思い出し、つい、「クズよ頑張れ!」 とえこひいきしてしまいたくなるのだ。




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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
「アレチウリに比べたら」と前置きすれば・・・ですがクズもかなり厄介ですね。
仲間とやらせていただいている里山整備のフィールドでも、クズ退治に追われていまして、専用の?マッチ棒のような除草剤?を使って駆除に追われています・・・
おかげさまでクズの勢いも少し弱まったかな・・・?程度の効果が現れています。

以前クズが茂る空き地の整地をしたのですが、オバケサツマイモのようなクズの根がたくさん掘り出されて、数年前に奈良で食べた葛きりを思い出したのですが、結局何もできませんでした・・・^^;

クズよ頑張れ!やっぱりそう思いました^^;
たっきー
URL
2014/09/17 17:05
 たっきーさんへ
「アレチウリに比べたら」という前提で、まだクズの方がましということですが、
林業に携わっている方にとっては、やっかいこの上ない植物であることは確かですよね。
昔、クズの根がどこまで伸びているのか土をを掘り起こしたことがありますが、
随分時間を費やした記憶があります。
こんな状態では、地上部の蔓ばかり退治しても駄目なんでしょうね。
わたしの散歩道脇に20mを遙かに超すかと思われる大木がありますが、
その幹をつたってクズが伸び、間もなく梢まで届こうかという勢いです。
これを見ただけでも、クズの繁殖力は相当なものであることが分かるというものです。
wagtail
URL
2014/09/18 14:27
今晩は。クズもアレチウリも勢いがすごいですね。せめぎ合う姿、確かに驚くべきものでしょう。時代とともに利用価値が変わる----、なんともはや--。
有効利用を心がけたいですね
行き当たりばったり
2014/09/19 19:38
 行き当たりばったりさんへ
今まで農地だったところが、何らかの理由で手が入らなくなり、
数年放置状態になると一気に荒れ地化し、
クズやアレチウリがはびこっていきます。
こうした場所が、次第に増えてきたように思われ、どこか寂しささえ覚えます。
wagtail
URL
2014/09/20 10:22

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