カマキリの卵

 このところの暖かさも手伝って、ようやく身近にある梅の花もほころび始めた。 数輪開き始めた枝を眺めていると、蕾を付けた細い梅の枝を抱くようにしてカマキリの卵が産み付けられていた。

梅の枝に産み付けられたカマキリの卵

 これは卵の形からオオカマキリの卵だと思うのだが、よく見ると、近くの枝で同じ様な卵が3つ見つかった。 ここでは 「カマキリの卵」 と書いたが、正確には 「卵鞘」 と言うらしい。 この中に、5mm前後の縦長のオオカマキリの卵が、200~300個も入っているのだ。 これだけの数の卵が入っていることを考えると、子どもの頃に見た、小さなカマキリの赤ちゃんがぞろぞろとつながって誕生してきたあの光景を想像するのは容易だ。
 カマキリの卵は、空気をたくさん含んでいて断熱効果があり、外気の温度変化に余り影響されない構造になっている。 そして、空気をたくさん含んだスポンジ構造になっているので衝撃にも強く、中の卵をしっかりと守る働きもしているのだ。


 春になって羽化してくるカマキリの幼生の頭の先には突起があり、その突起を使って卵の殻を突き破って出て来るのだそうだ。 あんな小さな体にも誕生のための神秘的な力が備わっているのだから驚きだ。 4月頃には、きっとこの卵からも小さなカマキリがたくさん誕生し、何回かの脱皮を繰り返して立派なオオカマキリの成虫になるに違いない。 

この記事へのコメント

ベニマシコ
2009年03月08日 19:36
いつも自然の不思議に遭遇されているwagtailさん
いつも自然との遭遇に心ときめかしながら歩いているからでしょうね。
今日も珍しい(私が鈍感に見過ごしているだけかもしれませんが)発見ができて素敵!
カマキリってそんなにたくさん誕生するんだ。
色々不思議な事がありますね。
一つお利巧になりました。(*^。^*)
2009年03月09日 22:18
カマキリの誕生は、何度見ても感動ですよ。
この年になっても、カマキリが、その卵から連なって誕生してくる様に遭遇した時には、見入ってしまいます。
子どもの頃、カマキリの卵を机の中などに入れたままにしておき、大変な目にあった経験をした方も多いのではないでしょうか。
わたしも、その中の一人です。

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