おりふしの記

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zoom RSS 秋の香り ・ キンモクセイ

<<   作成日時 : 2010/10/13 06:48   >>

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 10月初旬のある日突然にキンモクセイの香りが始まった。 朝の出勤時庭に出ると、 甘く強いあの香りが風に乗って鼻先をかすめ、心地よい気分で出勤することができた。 この時期、秋の香りと言えば言わずと知れたあのキンモクセイの香りだ。


キンモクセイは咲いているあいだじゅう強い香りを放ち、かなり遠くからでも匂ってくる。 路地などを歩いている時どこからともなくこの香りが漂ってくると、ついキョロキョロとあたりを見回してしまう。 どこからこの香りが漂ってくるのか、どこで咲いているのかを探すのも秋の楽しみのひとつだ。
 花の香りによって存在が判るほどの強い良い香りを放つキンモクセイの花の直径はおよそ1pほどで、一つの花そのものは花びらが厚ぼったく、まるで粘土細工のような感じだ。 この花の寿命は短く、1〜2週間で散ってしまう。 あれほど無数に付いて芳香を放っていた我が家のキンモクセイの花も、盛りを過ぎるとポロポロと散り落ち、今では地面一面が黄色くなるほどに落花している。 


 強い芳香を漂わせるこのキンモクセイの香りは化学的に合成されてトイレの芳香剤として使われるようになり、かつてトイレの芳香剤といえばキンモクセイの香りが当たり前の時代があった。 今でこそ様々な香りの芳香剤が作られるようになったため、“トイレの香り=キンモクセイ” といった意識も次第に薄らいできたが、キンモクセイのあの何ともいえない香りがしてきた時に、「あっ、トイレの臭いだ!」 などと言われたものなら、風情どころか、興ざめというものだ。
 ある意味では、トイレの芳香剤の香りトップの座を滑り落ちたことは、キンモクセイにとってもよかったのではないかとさえ思うのだ。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は。細かいところまで映されています。まさに、香りが届きそうです。
芳香剤として選ばれたのは、合成され大量に作れたからでしょうが、やはり、印象深い香りだったんですね。
行き当たりばったり
2010/10/13 23:35
 春はジンチョウゲそして、秋はキンモクセイですね。北海道では、あまり見られないです。(残念です!)キンモクセイの花って結構肉厚ですね。
藍上雄
2010/10/14 03:54
行き当たりばったり さんへ
1900年代終わり頃には、トイレの芳香剤といえばキンモクセイでした。
それにしても、科学的に香りを合成してしまうのですから、凄いものですねぇ。
最近は、水洗化とさらに様々な種類の芳香剤がつくられたことから、首位の座を譲ったようですが、キンモクセイの香り=トイレの臭い だけは勘弁してもらいたいものです。
wagtail
URL
2010/10/14 17:05
藍上雄さんへ
ジンチョウゲもあったのですが、数年前に枯らしてしまいました。
いつか春を告げる香りの樹木として、再度植え込みたいと思います。
キンモクセイの花びらは、本当に分厚くて、蝋細工のようです。
この花を見掛けると、ついつい鼻を近づけてしまいます。
wagtail
URL
2010/10/14 17:09

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