おりふしの記

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zoom RSS 塒入り前の ムクドリの群れ

<<   作成日時 : 2013/03/06 13:52   >>

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 夕暮れ5時を回った頃、庭に出ると、いつものように小鳥のざわめきが頭上から降り注いでくる。 ここ何年かはこの現象は見られなかったのだが、今年の冬は毎日定刻になると申し合わせたようにこのざわめきが広がるのだ。


 薄暗くなり始めた空を見上げると、三々五々群れになって集まってくる小鳥のシルエットが見える。 高い木の梢に群がっている鳥を望遠レンズを通してみると、ムクドリであることがわかる。 冬枯れの木立であるが、この時刻になるとまるで葉でもついたかのように、樹木全体ムクドリが止まる姿で埋め尽くされる。 正確に数えたことはないが、多分数百羽の群れになるだろうと思われる。 (塒入りするムクドリの集団規模としては、かなり小さい方の群れだと思う。)
 ムクドリは、夕暮れになると各地域から集まってきて、塒にしている近くで集まり、一夜を過ごしていく習性がある。 実は、この近くに小さな竹林があり、今年はその竹林をムクドリたちが塒として使っているのだ。

 

 ちょっと意地悪をして、空に向かって両手をパンパンと強く打ち鳴らすと、今まで騒然としていたムクドリたちはピタッと鳴くのをやめ、一気に梢から飛び立っていく。 しかし、いったん飛び立った群れも薄暗い夕空を数回旋回したかと思うと、再び同じ樹に留まって、先ほどと同じ喧噪さが始まる。 一定時間互いに鳴き合った後、竹藪にその場所を移すまでは、毎日繰り返されるこのムクドリのおしゃべり劇は止むことがない。
 きっと今日も夕暮れになると、この光景が再現されることだろう。

 蛇足になるが、もう数十年も前のことだが、数万羽に及ぶ数のムクドリの塒入りを観察したことがある。 数万羽の群れともなると、夕闇迫る空を旋回するムクドリの群れのシルエットが作り出す様子は、まるで巨大な竜でも空を荒々しく旋回しているようで、この上なく壮観なものだった。

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