おりふしの記

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zoom RSS 「マツヨイグサ」 と 「月見草」

<<   作成日時 : 2013/08/26 21:51   >>

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「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待ち草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな」・・・・竹下夢二(宵待ち草の歌)

 竹下夢二が詠んだ 「宵待ち草」 の詩に曲が付けられ広く歌われたため、すっかりヨイマチグサの名が定着してしまったが、正式名はマツヨイグサで待宵草と書き、夕方から花を開いて朝になるとしぼんでしまうのでこの名がある。


 世間一般の通り名は月見草であるが、これも間違いで、実際の月見草は白花の下の写真の花であることは、今までこの 「おりふしの記」 で何度か触れてきた。
     http://wagtail6678.at.webry.info/201107/article_1.html   「これが本当の月見草」
     http://wagtail6678.at.webry.info/201006/article_4.html    「やっと発芽させた月見草」
     http://wagtail6678.at.webry.info/200808/article_3.html   「月見草の七変化」
     http://wagtail6678.at.webry.info/200707/article_3.html   「月見草(湯上がり美人)」




 本来の月見草は、夕に純白で開花し、夜半には薄ピンクからピンク色に変身して、朝にはぼんでしまう可憐な小花だ。 ここに掲載した月見草は我が家の庭に咲いたものだが、朝になると下の写真のように純白からピンクに変身し、やがてしぼんでいく。

 なぜマツヨイグサが、月見草といわれるようになったのか調べてみると、月見草は日本ではほとんど見られないにもかかわらず、太宰治が 「富嶽百景」 の中でオオマツヨイグサを 「富士には月見草が良く似合う」 と書いたため、黄色のオオマツヨイグサが月見草として定着してしまったのだそうだ。

 しかし、ここまで黄色い花が月見草だと定着してしまえば、あまり目くじらたてて 「いや、それは間違いだ。」 などと硬い事を言わなくてもいいじゃないか。
 マツヨイグサの仲間は総て 「宵待ち草」 や 「月見草」 と呼んでも差し支えないという考え方もあることは確かだ。

 夕方に咲き、月を眺め、朝日を浴びて萎んでしまう姿は日本人の心を打つ花であり、ロマンチックな名前の方が良い。

 「月見草 花のしおれし原行けば 日のなきがらを 踏む心地す」 と与謝野晶子が詠っている。







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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は。実にきれいに咲いています。なかなかこういうふうには撮れません。
同じ仲間なのですね。花の背景もこうして示していただくと、なるほどと納得、花の味わい方も違ってきます。
行き当たりばったり
2013/08/27 22:16
 行き当たりばったり さんへ
月見草は、夕闇迫る頃から咲き始めます。
目の前で、ゆっくりと花びらが開いていくのを見ていると、見飽きることがありません。
昔、この花を初めていただいた時には、次第にピンクにいろ変化するのを夜中まで見ていたものです。
今では、そんな感動も随分薄れてしまい、庭に咲かせっぱなしでいますが…。
wagtail
URL
2013/08/28 21:17
今夏は酷暑続きですので いつもの台上へは
早朝にあがる機会が多く、まだ生き生きとした
メマツヨイグサに会えます、
御記事にかかれているような、因縁の山野草ですが
群生して咲いていると豪華なものです。
そして 花弁が薄く繊細で逆光で 朝陽を受けると透かして
見えてとても 風情ある花です。
どこでも見れるがゆえに そう珍重はされませんが
私は 山野に咲く黄色い花 気にいっております。
山帽子
2013/08/29 19:22
 山帽子さんへ
ちょっと東北の方に出掛けていたため、亀レスになってしまいました。
日中は、まだまだ暑さに閉口する日もありますが、
朝晩は、随分過ごしやすくなり、秋の訪れ近いことを感じさせます。
九州地方、随分雨が降っているようですが、大丈夫でしょうか?
植物にとっては恵みの雨かも知れませんが、何事もほどほどにしてほしいものです。
くじゅうの草原もさぞ緑が美しいことでしょうね。
時々お邪魔しては、見事な草原美、美しい山野草の花々を楽しませていただき、
こんなフィールドが近くにあるなんて…、と羨ましく思ったりしています。
朝陽が透けるような山野草の花びらの透明感、清楚な趣が感じられます。
ここしばらくは、そうした草原風景から離れているせいでしょうか、
一層山野草の美しさに惹かれている最近のわたしです。
wagtail
URL
2013/09/01 10:10

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